背面

30年以上の歴史を持つ真空アルミニウムろう付け炉が、同一の高品質部品を生産

挑戦:

カリフォルニアブレージング社は、航空宇宙電子機器の冷却に使用されるコールドプレートなど、極めて重要で強力な部品を日々製造しています。このような高品質の部品を複数の業界に提供し続けるためには、AWS C3.7アルミニウムろう付け仕様およびAMS 2750パイロメトリー仕様で規定された厳しい業界標準を満たし、他の炉で製造された部品と同一の部品を製造できる新しい熱処理システムが必要でした。

勝利の結果:

重要なろう付け部品の製造業者である California Brazing 社は、すでに 2 つの真空アルミニウムろう付け(VAB)炉を持ち、Ipsen 社のエンジニアリングおよびサポートチームと 30 年に及ぶ関係を築いていました。これら 2 つの VAB 炉は、適用される AWS C3.7 および AMS 2750 要件を満たす能力を California Brazing に提供しました。

そのため、既存のVAB炉と同一のVAB炉の追加購入を決定した。この新しい炉は、同一部品を生産する堅牢なシステムというCalifornia Brazing社の当面の要求を満たすだけでなく、生産と収益にプラスの影響を与える他の利点も提供した。

まず、以前のVAB炉でも実現していたリードタイムの短縮と部品の歪みの最小化が引き続き実現しました。これは、この炉が個別に制御される複数の加熱ゾーンを備えているため、サイクルタイムが速く、ワークの正確で均一な加熱が可能になったためです。また、継ぎ目のない発熱体の採用により、メンテナンスコストの削減も実現しました。これは、エレメントの設計によって抵抗の蓄積やホットスポットがなくなり、その結果、周囲のホットゾーンの寿命が延びたためです。

3台目のVAB熱処理システムを追加したことで、カリフォルニアブレージングは、コールドプレート、熱交換器、導波管、アンテナなど、さらに多種多様な重要なろう付け部品を、リードタイムを最小限に抑えて製造できるようになった。

その結果、ろう付け設備や機械加工設備への投資を続けることができ、事業の成長と拡大を図るとともに、重要なシステムが最高の性能を発揮できるような高品質の製品を提供する能力を高めることができる。